木育(もくいく)?って何?僕も先日、赤谷の森祭りというイベントに参加するまでそういう呼称があることを知りませんでした。 簡単に言えば「木を使って遊んで学ぼうよ」という感じでしょうか? 説明するのにもってこいなこんなサイトがありました(が、僕はまだ読んだことありません。。。) しかし、誰がなんと言おうと揺るがないのは、「木を使え」ということですね。そもそも木を使ったワークショップがやってみたいというのは前から思っていました。というのも、僕は隣の家まで数kmあるような、テレビも風呂も無い山奥で4歳くらいからずっと生きてきたので、逆に「木育」しか無かったような気がするんですね。そういうツラさ・・・じゃなくて、楽しさを、少しでも形に出来たらな、と思っていました!はい、そういう安易な発想のもと、先日の沼田市のボランティアフェスタに出店してしまいました。 で、子供も大人も楽しめる体験って何だろうと考えた結果、表紙の写真の通りトイカメラ(おもちゃのカメラ)作りにしました! そして本邦初公開、これが木のトイカメラ試作第1号です。 羊毛を三つ編みにして、首から下げるヒモにしました。 このカメラ作りを体験してもらおう!というイベントなのです。 写真のようなパーツをくっつけることで、「誰でも」「簡単に」「可愛くて」「お洒落な」トイカメラを作ることができるのであります。 が、他所で同様の体験をやっているのを見たことが無いので、果たして本当に体験として上手く行くのか?ちょっと不安でした。 スミカのメンバー2人と一緒に、客引きを始めたものの。。。なかなか体験者が現れない。10分くらいしたところでしびれを切らし、「広報」の腕章をつけた係の方に(無理矢理)体験してもらうことに。 体験一人目ということで、僕たち3人も緊張しながら指導しましたが。。。。出来てみたらアラ、いい感じではないですか! これは最初からすごく良いモノが出来たぞ、と、僕たちの客引き(ボランティアフェスタでこの表現が適切かどうかは分かりませんが)にも力が入ります。 終わってみれば、小さいお子さんから大人まで、男性も女性も体験に参加してくださり本当にありがたかったです。。。。 こちらのお二人は、上部のダイヤル部分だけ着色して、木のそのままの色合いと匂いを楽しんでいました。 こちら、ママが作ったカメラを首から下げるお子さん。レンズ部分は着色して、その他はオイル仕上です。ちなみにオイルだけで仕上げると、米ぬかオイルなので、舐めても安全(美味しくはないです)。 お子さんだけでなく、大人の方にも体験していただくことができました。 さらに今回は、スミカの大工さん2人と一緒に参加したので、目の前で鉋(かんな)をかけてカメラの角を取る実演がありました! 木と触れ合い、年齢とか色々関係なく皆で交流して楽しめるイベント、それも出来上がったもののクオリティもしっかり担保してあって、、、作って終わり、というだけの体験ではない体験を作ってみたいな、と。書ききれないくらい欲張りな想いが色々ありましたが、ひとまず形になったのでホッと胸をなで下ろしています。。。。 実は最初に体験してくださった戸丸さんから後日連絡をいただき、 「これからずっと大事にする」という言葉を頂戴したんですね。 これは僕もう超嬉しかったです。 ボランティアフェスタということで価格は抑えて実施しましたが、カメラのパーツはそれこそあらゆる角度が大工さんによって手仕事で面取り(角をとること)されてるわ、使ってる材は奥利根のヒバ(もう殆ど出ません!)とか家具に使うオーク材とか黒檀とか使ってるわけで、僕が自動車業界でサラリーマンやってた時のいわゆる「原価計算」という考え方からすると「売ったらアカン」話なワケですね。良いモノに触れてもらいたいというコンセプトを優先して、でもそれでも「高い」と言われもしました。うーん難しいぞ。実は未だに悩んでます。 でも実際に体験してくださった方にとって、「つくったその時だけではなくて、その後も何かのタイミングで思い出したり、大事にしてもらえる存在」としてこのFANのトイカメラがあるなら。「素晴らしい素材とニホンの技術をベースにしたモクイク体験を味わってもらいたい」という基本コンセプトもやっぱり良いのでは!とちょっと勇気づけていただきました(笑) またイベントなどお誘いあれば、と思ってます!楽しそうだなーって思った方、ご連絡お待ちしております(笑)
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